SEOの施策とその現状を知ろう
内部対策
内部対策とは、SEOを行うWebサイトの内部自体を改善し、検索エンジンにより高く評価されるようなWebサイトにしていくという施策のことである。
Webサイトをクロールしてくる検索エンジンがコンテンツを正しく認識できるように、HTMLやCSS、JavaScriptなどを理解しやすく書き直したり、Webサイトの階層構造(ディレクトリ)をわかりやすく整理し直したり、内部リンクの付け方を見直したりすることが、代表的な内部対策として挙げられる。
こうした内部対策を十分に施しておくことによって、Webサイトが検索エンジンからより高く評価され、検索結果ページの上位に表示されやすくなるのである。
外部対策
外部対策とは、一般的にはWebサイトに対する外部からのリンクを獲得する施策のことである。
外部リンクはWebサイトの人気度・重要度を計る指標として、検索エンジンが注視している部分である。
昨今の検索エンジンの進化により、外部リンクの獲得のみで、Webサイトの検索順位が向上するといった事態はほぼなくなったといってよい。
外部施策でSEOを成功させるためには、Webサイト自体のクオリティと切り離して考えるべきではない。
Webサイト自体を改善したり、よりコンテンツを提供したりすることによって発生する可能性が高まる「自然なリンク」を、いかに多く獲得できるかにかかっているのである。
ブランディング施策
ブランディングとは、ブランドに対してユーザーが抱く信頼感や好感など、目に見えない企業・組織の価値を向上させるマーケティング戦略のことである。
ブランドの認知度を高めることも含まれる。ユーザーにとって特別な価値があるブランドだと感じさせることによって、競合他社と差別化し競争力を強化することができる。
特定のキーワードにおけるWebサイト・ブランド名のブランディングというものは、非常に重要な施策である。
「〇〇で検索」などに代表される自社独自のキーワードを作り出し、そのキーワードでのブランディングを獲得してしまうといった方法はSEO施策として多くの企業が採用しているものである。
コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって有益な説得力のあるコンテンツを用意することにより、集客をいっそう高めるマーケティング手法である。
ユーザーを納得させるコンテンツを用意するためには、ターゲットとするユーザーのニーズをしっかり分析し、そのユーザーに商品・サービスの魅力が伝わる最適な内容とその表現を追求しなければならない。